Linda 並列化プログラミング
Linda 概要
Lindaは、エール大学Dr.Gelernterを中心に開発され、SCA(Scientific Computing Associates Inc.)社により商用化された並列化プログラミング・ツールです。C/FORTRAN言語で記述されたアプリケーションソフトに、Lindaの簡単なコマンドを追加することにより、容易に並列化がおこなえます。
ユーザはプログラムのアルゴリズム(数式、ループの制御、サブルーチンの呼出、I/O等)はそのままで、並列プロセス相互の情報伝達と制御の部分をまっ たく意識する必要がありません。ネットワーク、あるいはマルチプロセッサ上の各CPUは共有メモリ空間からプログラムのタスクを取り出して処理をおこな い、結果を再び共有メモリ空間に戻すことで並列処理を実現しています。並列処理により、使用するマルチプロセッサの数、あるいはネットワーク上のワークス テーションの数を増やす事で処理スピードは向上します。 Lindaは、特に使用するコンピュータやネットワークに依存する部分がなく、再コンパイルする事でどのアーキテクチャでも起動する事が可能です。これは、常に最強のマシンシステムでのアプリケーションの稼動を可能にしています。
特徴
- 共有/分散メモリのマルチプロセッサに対応
- EWS間ネットワークにても仮想並列マシン化
- 並列化に際し、親しみやすい言語を使用
- 6個の簡単なコマンドにより並列化
- 並列化に際し、実行制御等の考慮は不要
- CPUの有効利用、実行処理の短縮が可能
適用事例
- Gaussian(量子化学計算ソフト)
- データベース検索
- ガウスの消去法
- 分子運動解析
- エキスパートシステム
- 量子化学解析
- 画像処理
- ブロックマトリクスの積
- 回路解析
- 空力解析
- 投資予測 他
【Lindaによるレンダリングの高速化】
稼働環境
Linda 6.2
- Platform
- Intel
- IBM RS6000
- Compaq Mem Channel
- Compaq AlphaServer & AlphaServer SC
- Power Pc
- SGI
- SUN
- SUN
- HP 9000/7xx
- Intel
- Cray T3D/YMP
- Cray T3E
- Hitachi SR2201
- Fujitsu (VPP5000)
- Operating System
- Linux RH6.x
- AIX 4.3
- TRU64 V4.0
- TRU64
- Linux
- IRIX 6.5
- Solaris 2.5
- Solaris 7
- HPUX 11.0
- Linux RH 7.1
- UniCOS 8.0X
- UniCOS
- HIUX/MPP 2.0
- UXPV 4.1.3
- C
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- Fortran
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- I8
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