CAEメールニュース(No.2017-4) 

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┃CAEメールニュース(No.2017-4)                    2017.4.21┃
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Terrabyte Co.,Ltd.
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◆中国国内におけるCAE業務案内◆

弊社では、中国国内でのCAE業務のお手伝いをいたしております。
HyperWorks、FloEFD、BLOWVIEW/FORMVIEW、DYNAFORM、Presys、ACS SASSIなどの販売
及び受託解析を行っております。中国国内に関わらず、日本国内との連携含めてお役
に立てることが御座いましたらご連絡ください。
中国国内では日本語、中国語にてサポートさせていただきます。

詳細はホームページからご確認ください。
http://www.terrabyte.co.jp/company/shanghai.htm
テラバイト(上海)ホームページ
http://www.terrabyte.cn

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【1】今月のトピック
╋テラバイト技術通信 1「AcuSolveのマルチフィジックス機能」
╋テラバイト技術通信 2「樹脂の材料特性(せん断速度依存性)」
【2】CAE技術情報
╋CAEソフトウェアを使いこなそう 第4回 最適化計算の構築
~ディスク共有リモートジョブ(2) ~
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
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└■ テラバイト技術通信 1「AcuSolveのマルチフィジックス機能」——————–

AcuSolveは有限要素法を用いた汎用熱流体解析ソフトです。
AcuSolve単独、または他のソルバーと組み合わせることにより流体-構造の連成解析が可
能です。
(追加料金を支払うことなく同じパッケージソフト内の構造解析ソフトを使用可能です。)

AcuSolveの連成解析手法は、次の4種類があります。
1)RBD:
構造物を剛体として扱います。船の揺れ、バルブの逆止弁の開閉、など
2)P-FSI:
構造物の変形を固有モードの重ね合わせの範囲内で扱います。(変形が比較的小さく、
線型の範囲のもの)風車の羽のたわみ、(弾性体の)渦励振など
3)DC-FSI:
流体ソルバーと構造ソルバー間で逐次データ交換を行います。(変形が大きく、非線
形の範囲のもの)パラシュートの降下、血液の流れ、など
4)MotionSolveとの連成:
ダイナミックなシステム系との連成を扱えます。車両のレーンチェンジ、など

DC-FSIの方がP-FSIに比べて適用範囲が広いですが、P-FSIには、「周期的現象に適用可能・
DC-FSIより高速に計算可能」といった特徴があります。
また、AcuSolveでは熱、音響、自由表面などの計算を組み込むことも可能です。
流体-構造連成解析は、流体・構造解析の知識の他に、連成解析特有の知識も必要となる
ため、スタートアップのハードルが高いものとなっています。
テラバイトには長年培ってきたノウハウと数多くの実績がありますので、お気軽にご相談
ください。

当社へのお問合せ—–>http://www.terrabyte.co.jp/contact/contact.htm

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└■ テラバイト技術通信 2「樹脂の材料特性(せん断速度依存性)」—————-

一般的に樹脂は、温度依存性があり、温度が上昇すると粘性は下がり、温度が降下すると
粘性が上がります。
同様にせん断速度が増加すると粘度は下がり、減少すると粘度は上がります。
射出成形シミュレーションでは、一般的に非ニュートン粘度として、温度依存性・せん断
速度依存性を考慮した近似式を用いて、解析を行っています。
射出成形シミュレーションでは、樹脂の粘性を純粘性として取り扱いますが、ブロー成形/
真空成形シミュレーションでは、粘弾性として取り扱う必要があります。
樹脂の粘弾性の近似式(K-BKZモデルなど)でも、せん断速度依存性を考慮した近似式に
なっており、成形時に生じるせん断速度によって、粘度特性が変化しますので、延伸ロッ
ドの動作速度やエアーの加圧圧力/タイミングなどの成形条件設定によって、板厚分布に
差異が生じます。
例えば、ペットボトルなどの延伸ブロー成形では、延伸ロッドによって、プリフォームを
延伸させますが、この時の延伸ロッドの移動速度を変えると、引き伸ばされる際の板厚分
布に差異が生じ、その結果成形品の板厚分布に違いが生じます。

テラバイトでは、ブロー成形/真空・圧空成形のシミュレーションソフトを取りか扱って
おり、これらの成形を支援する事が出来ます。

参考:ブロー成形シミュレーションソフトウェア BlowView
http://www.terrabyte.co.jp/BlowView/blowview1.htm
熱成形シミュレーションソフトウェア FormView
http://www.terrabyte.co.jp/FormView/formview1.htm

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└■ CAEソフトウェアを使いこなそう 第4回 最適化計算の構築
~ディスク共有リモートジョブ(2) ~

前回でご紹介したバッチファイルでは最後に以下のコマンドでリモートのLinuxマシン
上での計算実行を行っていました。
./%JOB_EXEC% %JOBNAME% %LINUXDIR% %WINPATH: \=/% %INPUT% %QUEUE% %NODE% ^
%PPN% %CHECK_INTERVAL%
上の行の%xxx%はバッチファイルのローカル変数なので、これを変数の中身である文字列
で書くと以下のようになります。
job_lnx.sh job_name /disk1/work /n input.k queue1 1 8 10
この例では、Linuxマシン上でシェルスクリプトjob_lnx.shを使って最適化のためのソル
バーの計算(構造解析等)を実行します。このときLinuxマシン上の任意のジョブ名を
job_nameとします。計算を実行するディレクトリー名として/disk1/work(実際の環境に
よって変わります)を指定しています。さらに計算を並列して実行する場合があるので、
サブディレクトリーとして/n(n=1,2,3,…)を指定します。多くの最適化ソフトは各サ
ンプル点(ソルバーの計算結果)を内部変数のジョブ番号(1,2, 3,…とか1.1, 1.2,
1.3,…等)で管理しているので、このジョブ番号をサブディレクトリ―名として使いま
す。例えば、ソルバー計算を4並列で実行する場合、Linuxマシンのディスク上で以下の
ディレクトリーとサブディレクトリ―が作られ、その中で各ジョブが実行されます。
/disk1/work/1 → job1実行用のディレクトリー
/disk1/work/2 → job2実行用のディレクトリー
/disk1/work/3 → job3実行用のディレクトリー
/disk1/work/4 → job4実行用のディレクトリー
なお、サブディレクトリ―を指定する変数は%WINPATH%のはずですが、上の実行ラインで
は%WINPATH: \=/%となっていますよね。Windowsマシン上では各サンプル点を計算する
ためのフォルダーは、最適化ソフトにより、例えば
C:¥disk1¥work¥1
C:¥disk1¥work¥2
C:¥disk1¥work¥3
C:¥disk1¥work¥4
のように生成されます。ここで、ややこしいですが日本語フォントの¥マーク(Unicode
表記でU+005c)は英語フォントでは” \”(バックスラッシュ)で表示されます。その
ためサブフォルダー名¥1,¥2,¥3,¥4は英語フォントで\1,\2,\3,\4となりま
す。これに対応して、Linuxマシン上でも1~4のサブディレクトリ―を作る必要があるの
ですが、Linuxのディレクトリー名の区切り文字は”/”(スラッシュ)ですよね。その
ために%WINPATH: \=/%の” \=/”の部分は文字の置き換え操作をやっていて、
Windowsマシンのサブフォルダ―名をLinuxのサブディレクトリ―名に置き換えています。
例えば%WINPATH%の中身が”\1″だった場合は%WINPATH:\=/%は”/1″となります。その後
に続く引数はソルバーの入力データ名(input.k)であり、さらにOpenPBSの実行で指定す
るキュー名(queue1)、ノード数(1)、プロセッサー数(8)、そして最後に計算が終了
したかどうかをチェックする間隔の秒数(10)が指定されています。
次回はリモート側での動作について説明します。(次回に続く)
(S.T.)

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└■ CAEセミナー・イベント情報—————————————————-

当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。

□ ブロー成形・樹脂シート熱成形プロセス解析ソフトウェア
「BlowView」/「FormView」紹介セミナー (4/25・5/23 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/BlowView/seminar1.htm

□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー&無料体験ワークショップ (4/28 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm

□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 紹介セミナー (5/12 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semi.htm

□ 汎用熱流体解析ソフトウェア「AcuSolve」 紹介セミナー (5/19 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/AcuSolve_seminar.htm

□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
「LS-DYNAの有限要素法基礎知識」(5/25 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm

□ LS-DYNAプリポストプロセッサ「Jvision」操作セミナー (6/6 東京)
※当社のLS-DYNA/JVISION保守ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/Jvision/Jvision_semi.htm

□ 電磁界解析ソフト「INTEGRATED 電磁界ソフトウェア」 無料体験セミナー (6/7 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm

□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」操作セミナー (6/8 東京)
※当社のLS-DYNA保守ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminarN.htm

□ 「基礎構造講座」-衝撃工学の基礎-(7/12・13 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/seminar/strcture_semi.htm

□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 基礎トレーニングセミナー
(7/26 東京) ※Anybodyの学生ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semiN.htm

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└■ エッセイ「桑の実」———————————————————–

昔、私は育った辺りには、背丈の低い桑の木が沢山植えてありました。
背が低く畑に植わっている桑は葉をつけている姿しか見たことがありませんが、近所に実
をつける大木が生えており、採って食べたことがあります。甘ずっぱくて、とてもおいし
かったことを覚えています。その大木は、とても残念なことに宅地開発のため伐採されて
すぐなくなってしまいました。
ところが最近自宅近くの崖の上に沢山の実をつける桑の大木を発見!
しかし、20メートル位の高い崖の上に生えているので、実を収穫することができません。
ですから毎年、実がなるとたわわに果実の実った桑の木を見上げるのです。「あれが採れ
たらジャムにしたり、そのまま食べたり楽しいだろうな~。」と思いながら・・。
まるで猿蟹合戦の蟹になった気分。いつか、その木に到達できる道を発見したいものです。

K.Ishikawa
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└■ 購読者アンケート ————————————————————

購読者様へCAEメールニュースについてのアンケートをお願いしております。
ぜひご協力ください。

http://www.terrabyte.co.jp/example/mailnews/mailnews_sformmail.php

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━━━<編集後記>━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・ ・
さくらの季節も終わり、次のイベントはGWでしょうか。今年はちょっと計画的に過ごす予定
。早くも1年の3分の1が過ぎようとしているころ、リフレッシュしたいと思います。
E.Ikeda
・ ・ ・ ・ ・・・・・・‥‥‥‥………………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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☆ 発行:(株)テラバイト 東京都文京区湯島3-10-7 NOVビル5F 編集担当:池田 絵美
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