CAEメールニュース(No.2018-2)  

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃CAEメールニュース(No.2018-2)                   2018.2.21┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
Terrabyte Co.,Ltd.
╋INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】今月のトピック
╋テラバイト技術通信 1「HyperWorksソフト紹介[1]~irtual Wind Tunnelの特徴~」
╋テラバイト技術通信 2「高分子材料のシミュレーション」
【2】CAE技術情報
╋やさしく見直すCAE技術 第1回「力のつり合い」
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┌┐
└■ テラバイト技術通信 1「HyperWorksソフト紹介[1]~irtual Wind Tunnelの特徴~」

Virtual Wind TunnelはHyperWorks(*)内の空力解析ソフトです。
幅広い空気力学の分野(自動車、ロードバイク、高層建築物、ゴルフドライバー、等)に利
用可能であり、世界的に多くの企業で利用されています。

このソフトの大きな特徴は(1)操作性の良さと(2)レポート自動作成機能です。
(1)操作性の良さ
GUIがシンプルで見やすく(日本語表記にも対応)、操作手順が少ない上にはっきりしてい
ます。このため、途中で迷うことなく、計算終了までのプロセスを進めることができます。

(2)レポート自動作成機能
計算が終了すると、揚力係数・抗力係数はもちろん、メッシュ図・断面の流速コンター図・
物体まわりの圧力コンター図・流線の画像など、多くの重要な結果が自動的に算出・作成
されます。これらを利用してPDF形式のレポートが自動的に作成されます。

通常、上記の数値データや画像を得るためには、ポスト処理のソフトを利用する必要があ
り、操作方法の習得や操作のための工数がかかってしまいます。また、計算条件や結果を
まとめるための工数もかかってしまいます。しかし、Virtual Wind Tunnelを利用すれば、
これらの工数が削減できます。
このように、Virtual Wind Tunnelはとても魅力的なソフトです。
あなたもVirtual Wind Tunnelを利用して空力解析をはじめてみませんか?

Virtual Wind Tunnelを詳しく知りたい方はこちらからご連絡ください―>
https://terrabyte.co.jp/contact/contact-fo/contact_sformmail.php?cae

◆HyperWorksについて
HyperWorksは、複数のCAEソフトの使用権をまとめて提供し、保有するライセンスユニッ
ト数に応じて構成ソフトを自由に使うことができる統合CAEツールセットです。構成ソフ
トには構造解析、流体解析、電磁界解析、トポロジー最適化などのソルバーやメッシュ・
ジェネレーター、プリ・ポスト処理などのCAEソフトが含まれており、ユーザはライセン
ス条件に合ったソフトを追加料金なしで使用できます。

HyperWorksについて詳しく知りたい方はこちら―>
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/HyperWorks.htm?cae

┌┐
└■ テラバイト技術通信 2 「高分子材料のシミュレーション」————————

高分子材料は、粘性と弾性の両方の性質を持つ粘弾性体と言われる特性を持っています。
粘弾性体では一定の歪みを与え続けると時間の経過とともに応力が低下する応力緩和や、
一定の応力を与え続けると時間の経過とともに歪みが増加するクリープと呼ばれる特性を
持っています。なお、力学的に弾性と粘性の寄与が同等になる時刻を緩和時間(Relaxation
time)と呼びます。
高分子材料のシミュレーションでは、これらの材料特性のモデル化手法が計算精度に影響
を与えるため、微分型粘弾性モデル(例:PTTモデル)や積分型粘弾性モデル(例:K-BKZモ
デル)など様々なモデル式が提案されています。
同時に、シミュレーションでは計算精度だけでなく計算時間も重要になります。高分子材
料のシミュレーションであっても、全ての特性を再現する複雑なモデル化が必要なわけで
はありません。求めている精度や対象としている現象に応じて、計算精度と計算時間を両
立させたモデル化を工夫する必要があります。
例えば、射出成型のシミュレーションでは、デボラ数(De=緩和時間/観察時間)が1よりも
十分小さい場合、粘弾性を無視する事が出来ます。このため一般的な射出成形のシミュ
レーションでは純粘性モデルを使用する事ができます。
このように、高分子材料のシミュレーションでは、材料の特性や事象の理解が重要となり
ます。テラバイトでは、流体・固体を問わず樹脂解析の長い実績があり、経験豊富な複数
の専門技術者が、解析目的と対象に応じてきめ細かな解析サービスをご提供しております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌┐
└■ やさしく見直すCAE技術 第1回「力のつり合い」——————————–

今回から隔月で表記テーマの記事を連載する予定です。
身近にあっても普段あまり気づかない物に目を向けるようにして、そのものの挙動、機能、
現象、原理などを、感想を交えてわかりやすく記述することに主眼をおきます。分野は、
構造、熱、流体、・・・など特に限定せず記載させていただきます。

第1回となる今回は「力のつり合い」についてです。
人々は古代から住居などの生活に関わる様々な面で、創意工夫と試行錯誤を繰り返して、
力に関しての法則を経験的に得てきました。こういった知識を物理的に体系化したものが
「力学」であり、「力」は力学の分野では物体に変化を与える作用を意味します。歴史的
建造物の中には、例えばスペインのセゴビアにあるローマ水道橋のように現在でも力学的
に高く評価されているものが数多く見られ、当時の建築者たちが構造物に関しての力学
(構造力学)をいかにうまく利用していたかを窺い知ることができます。
さて、ここからは力が作用しているのに静止している、または相対的に変化しない問題
(静力学)を解くうえで基本となる「力のつり合い」について、身近な例を交えて記載させ
ていただきます。
1つの例として、運動会でよく行われる綱引きをご想像してみください。

例)
人 人 人            人 人 人
←――――――――――●――――――――――→
人 人 人          人 人 人

上図は6人1組のチーム同士で綱引きをしている模式図です。上図中の矢印で示したような、
力がはたらく方向と大きさを示す線を「作用線」と言います。ここでは、片方のチームが
左へ引っ張る力と、もう片方のチームが右へ引っ張る力が等しい場合、綱はどちらにも動
かず静止状態を保ちます。このように、2つの力が正反対の方向にはたらき、かつ、その
大きさが等しいとき、2つの力は「つり合っている」と言います。
また、物体が静止している場合のみにかかわらず、動いている場合でも、力がつり合って
いる状態もあります。たとえば、スカイダイビングで人が両手両足を広げてうつぶせ状態
で飛び降りる場合、最大速度はどれだけの高さから飛び降りても200[km/h]程度と言われて
います。飛び降りる高さが高ければ高いほど、重力加速度の影響をうけ、最大速度は上が
ると一見考えがちですが、ある速度になると人にかかる重力と空気抵抗力がつり合い、そ
れ以上速度は上がることはありません。上記の「ある速度」が、スカイダイビングの場合
では最大速度200[km/h]程度に相当し、力学的な用語で「終端速度」といいます。
私どもが取扱うCAEソフトウェアは、このような一般的によく知られた物理的法則の組み
合わせにより、物理現象を数学的に解いております。
今日ではソフトウェアの利便性も向上しておりますが、結果の評価に関しては、現象を物
理法則や数学的理論に従って捉える能力が解析者に要求されます。・・・と書くと難しい
ようですが、基本的な考え方には上述の綱引きのような力のつり合いが重要な要素となっ
ています。
身近なところでは駅のホームの天井や橋梁などに見られるトラス構造によって、力の分散
とつり合いをとるための工夫を確認することができます。
ただ、実構造物ではその美的な感覚が重視されます。美しいプロポーションに見事に力学
条件が埋め込まれた芸術品は結構身近に在るものです。誰でも知っている東京タワーや、
日本各所で文化財に指定されている眼鏡橋などがいい例です。
皆様もぜひ身近なところから、美しい「力のつり合い」を探してみてください。
新しい発見や素朴な疑問が、新たにわいてくるかも!?”

※2006年6月号に掲載された記事に加筆、修正を加えております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌┐
└■ CAEセミナー・イベント情報—————————————————-

当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。

□ SPH法による鋳造解析セミナー 開催
開催:2018年3月9日(金)13:30-17:00
会場:東京国際フォーラム ガラス棟 会議室G608
http://www.terrabyte.co.jp/18_Event/SPH_seminar.htm?cae

□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 紹介セミナー (3/9 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semi.htm?cae

□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
「有限要素法入門と衝撃・落下解析」(3/15 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm?cae

□ 汎用熱流体解析ソフトウェア「AcuSolve」 紹介セミナー (3/16 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/AcuSolve_seminar.htm?cae

□ ブロー成形・樹脂シート熱成形プロセス解析ソフトウェア
「BlowView」/「FormView」紹介セミナー (3/20 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/BlowView/seminar1.htm?cae

□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー&無料体験ワークショップ (3/23 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm?cae

□ LS-DYNAプリポストプロセッサ「Jvision」操作セミナー (4/3 東京)
※当社のLS-DYNA/JVISION保守ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/Jvision/Jvision_semi.htm?cae

□ 電磁界解析ソフト「INTEGRATED 電磁界ソフトウェア」無料体験セミナー (4/4 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm?cae

□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」操作セミナー (4/12 東京)
※当社のLS-DYNA保守ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminarN.htm?cae

□ 「基礎構造講座」-衝撃工学の基礎-(4/17・18 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/seminar/strcture_semi.htm?cae

□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 基礎トレーニングセミナー
(4/25 東京) ※Anybodyの学生ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semiN.htm?cae

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌┐
└■ エッセイ———————————————————————

先日、某ドラマで母の実家が撮影に使用された回の放送がありました。
テレビで確認しましたが、数えるほどしか訪れたことが無い事と、家の外観全体が映って
いなかったため、認識するのに時間がかかりました。父にいたっては映ってた?と認識で
きなかったという。。。
とは申しましても父にはドラマの内容は好評で良かったです。
私は、某女優さんにお会いしたかったですが!
E.S
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌┐
└■ 購読者アンケート ————————————————————

購読者様へCAEメールニュースについてのアンケートをお願いしております。
ぜひご協力ください。

http://www.terrabyte.co.jp/example/mailnews/mailnews_sformmail.php

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

━━━<編集後記>━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・ ・
冬のオリンピック開催中ですが、今回はほとんど時差も無く寝不足にはならないですね。
平日昼間の競技はLIVEで観戦できないので、ちょっと残念ですねが、普段見る事の無い競技
でもメダルをとるとうれしくなるものなので、取りあえず、応援しています!
E.Ikeda
・ ・ ・ ・ ・・・・・・‥‥‥‥………………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ CAEメールニュースは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して毎月20日発行
・無料で配信しております。
☆ メールアドレスの変更・配信停止手続は http://www.mag2.com/m/0000007074.htm
からお願いいたします。
☆ 本情報は、予告無く変更される場合があります。最新情報に関してはテラバイトHP
からご確認ください。http://www.terrabyte.co.jp
☆ 掲載されている会社名・製品名は、各社の登録商標または商標です。
☆ 掲載記事の無断転載を禁じます。文中の商標等は各社に属します。
☆ 発行:(株)テラバイト 東京都文京区湯島3-10-7 NOVビル5F 編集担当:池田 絵美
☆ 発行者Webサイト: http://www.terrabyte.co.jp
☆ Copyright(c) Terrabyte Co.,Ltd
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━