CAEメールニュース(No.2018-5) 

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┃CAEメールニュース(No.2018-5)                   2018.5.21┃
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Terrabyte Co.,Ltd.
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【1】今月のトピック
╋テラバイト技術通信 1「CAE解析業務の基礎講座[2]
~はじめて解析を担当する方へ~」
╋テラバイト技術通信 2「AnyBody Modeling System 人体モデルのスケーリング」
【2】CAE技術情報
╋CAE解析のトピック Q&A 3
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
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└■ テラバイト技術通信 1「CAE解析業務の基礎講座[2]
~はじめて解析を担当する方へ~」

第2回 コマンドプロンプトの活用
今回の技術通信は、1月にご案内した基礎講座[1]フォルダの管理方法に引き続き、
はじめてCAE解析を担当する方々向けに、コマンドプロンプトの活用方法をご説明
します。

解析業務をおこなっていると、作業者本人としては以前と同じ条件で計算した
つもりなのに、結果が異なってしまう困った現象が時々発生してしまいます。
原因の多くは単純に入力データが異なっているためなのですが、原因を解明する
ために、以前計算したモデルとの違いを丁寧に比較する作業が必要になります。
入力設定画面で項目を一つ一つ表示して比較すると、違いを見つけるまでに
時間がかかってしまいます。
一般的なCAEソフトでは、入力ファイル等、計算データが記載されたテキスト
ファイルが作成されます。コマンドプロンプトの二つのテキストファイルを
比較する機能を活用することで、調査時間を短縮することができます。

作業手順
例として、以前計算したケース1のテキスト形式の入力ファイルをcase1.txt、結果が
異なってしまったケース2の入力ファイルをcase2.txtとします。二つのテキスト
ファイルは、あらかじめ、Cドライブ直下のtempフォルダにコピーしてあるとします。

1. スタートメニュー > windows管理ツール > コマンドプロンプトをクリック
(もしくは、ファイル名を指定して実行からcmdと入力)
2. cdコマンドで、入力ファイルが置いてあるフォルダに移動
cd c:\temp
3. fcコマンドで比較実行
fc /n case1.txt case2.txt

コマンドプロンプトをうまく活用すると作業時間を大幅に減らすことができます。
他にも、コマンドプロンプトには便利な機能が多数ありますので、いろいろ探されて
みてはいかがでしょうか?

テラバイトコンサルティングサービス―>
http://www.terrabyte.co.jp/service/cae-consul.htm?cae

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└■ テラバイト技術通信 2「AnyBody Modeling System 人体モデルのスケーリング」

AnyBody Modeling Systemにおける解析の基本となる人体モデルは用意されているため、
一から作成する必要はございません。
しかし、人間の体は人によって、身長や体重、骨の大きさや筋肉量が異なるため、
解析の対象や内容に合わせてこれらの項目を変更する必要があります。
骨の大きさや体型、筋肉の強さといった人体モデルに関する項目を調整する作業を
スケーリングと呼びます。

スケーリングの方法には、直接モデルを編集する方法と半自動的にモデルが求まる最適化
計算によるスケーリングの2つがあります。

直接モデルを編集するスケーリングでは、身長や体重を変更することで人体モデル全体
の拡大・縮小が可能で、骨である各セグメントの大きさも自由に変更することができます。
データがあれば、特定の集団における平均的なモデルやパーセンタイルモデルの作成
なども可能なため、人間工学的なパラメトリックな解析を行うのにとても役に立ちます。
一方で特定の個人をモデル化するためには、体の各部位の大きさを正確に入力する必要
があるため、向いていません。

特定の個人をモデル化するには最適化計算によるスケーリングが有効です。
このスケーリングはモーションキャプチャを用いた動作計測で得られたマーカーの座標
から、各セグメントの大きさを計算します。
特にVicon Plug-in-Gait (http://www.idmil.org/mocap/Plug-in-Gait+Marker+Placement.pdf)
を使用して動作計測を行っていれば、高い精度で動作及びモデルのスケーリングが可能です。
しかし、スケーリングおよび解析が特定の個人に限定されるため、パラメトリックな解析
はできません。

当社では日本人の人体計測データを反映したモデルによるパラメトリックな解析から、
高精度なマーカーの計測、解析を行うサービスまで幅広く対応しております。

モーションキャプチャ測定サービス―>
http://www.terrabyte.co.jp/service/motioncapture.htm?cae

AnyBody紹介セミナー ―>
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/AcuSolve_seminar.htm?cae
AnyBody詳細 ―>
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_1.htm?cae

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└■ CAE解析のトピック Q&A 3 —————————————————-

<Question>
CADデータを有限要素解析のプリプロセッサで取り込み、メッシュ作成に利用したい
のですが、どのような方法が可能ですか?

<Answer>
有限要素法の解析の流れは「2D・3Dモデル作成」→「メッシュモデル作成」→「解析の
条件設定」→「計算の実行」→「結果表示」となります。このように解析にはメッシュ
モデル(要素と節点)が必要です。ご使用のCADソフトにメッシュジェネレータ(メッシュ
を作成する機能)が備わっていない場合には、他のソフトでメッシュモデルを作成すること
になります。
通常、2次元CADまたは3次元CADデータ(ライン、サーフェスなど)を受け渡す場合、CAD
ソフトとメッシュジェネレータで共通のファイル形式(中間ファイルと呼ばれます)の
データに変換する必要があります。メッシュジェネレータ側にCADのネイティブトランス
レータ(CAD固有のファイル形式のまま読み込む機能)が備わっている場合には必要ござい
ません。
しかし、メッシュジェネレータにはネイティブトランスレータが備わっていない場合が多い
ため、共通のファイル形式として「IGES」ファイル形式が広く一般的に使われています。
「IGES」ファイル形式の場合でもデータの受け渡しが100%上手く行くとは限りません。
CADソフトとメッシュジェネレータのトレランス設定の違いや「IGES」ファイルの相性
(同じIGES形式でも方言のようなものが存在する)、CADソフトでの作成手順による空間の
捩れなどによりCADデータが壊れてしまう事もありますので注意が必要です。
「IGES」ファイル以外の一般的なファイル形式としては「STL」や「STEP」、「PARASOLID」
「ACIS」などがあります。
ご利用の際には、ご使用のCADソフトとメッシュジェネレータで使用できるファイル形式
と相性をご確認ください。

※2003年8月号に掲載された記事に加筆、修正を加えております。

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└■ CAEセミナー・イベント情報—————————————————-

当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。

□ 第29回 設計・製造ソリューション展 出展
会期:6月20日(水)~22日(金)
会場:東京ビックサイト
テラバイト出展ブース:東2ホール 32-29
http://www.terrabyte.co.jp/18_DMS/?cae

□ LS-DYNAプリポストプロセッサ「Jvision」操作セミナー (6/5 東京)
※当社のLS-DYNA/JVISION保守ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/Jvision/Jvision_semi.htm?cae

□ 電磁界解析ソフト「INTEGRATED 電磁界ソフトウェア」無料体験セミナー (6/6 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm?cae

□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 紹介セミナー (6/8 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semi.htm?cae

□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー&無料体験ワークショップ (6/12 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm?cae

□ 樹脂流体解析スキルアップセミナー(6/14 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/seminar/fluid_semi.htm?cae

□ 汎用熱流体解析ソフトウェア「AcuSolve」 紹介セミナー (6/15 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/AcuSolve_seminar.htm?cae

□ ブロー成形・樹脂シート熱成形プロセス解析ソフトウェア
「BlowView」/「FormView」紹介セミナー (6/19 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/BlowView/seminar1.htm?cae

□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
「有限要素法と樹脂材料製品の衝撃・落下解析」 (6/26 東京)
「塑性加工技術セミナー 初級編」 (7/26 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm?cae

□ 「基礎構造講座」-衝撃工学の基礎-(7/18・19 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/seminar/strcture_semi.htm?cae

□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 基礎トレーニングセミナー
(7/25 東京) ※Anybodyの学生ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semiN.htm?cae

□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」操作セミナー (8/2 東京)
※当社のLS-DYNA保守ユーザ様限定のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminarN.htm?cae

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└■ エッセイ ——————————————————————–

GW明け通勤電車に乗ると、あれ?自分だけ違う?といった雰囲気を感じました。少し
考えて、クールビズが始まったのにみんなスーツを着ているからだと気づきました。
皆さんはまだまだ肌寒かったからという理由かもしれませんが…。
私は暑がりなのでクールビズ賛成派ですが、クールビズはどうしてもカジュアルな恰
好と受け止められジャケットを着ないと失礼にあたるといった考えもあります。一方
でクールビズは地球環境に優しくエコなので良いことづくしという一面もあります。
さらに、真夏のジャケットは海外から見ても見た目が暑そうという意見も多いようで
す。
ぜひ、快適なクールビズを満喫してエコへの貢献と業務効率向上を図りたいものです。

T.K
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└■ 購読者アンケート ————————————————————

購読者様へCAEメールニュースについてのアンケートをお願いしております。
ぜひご協力ください。

http://www.terrabyte.co.jp/example/mailnews/mailnews_sformmail.php

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━━━<編集後記>━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・ ・
先日久しぶりにお気に入りのカフェに足を運びました。生活圏内にあるお店ではないので、
ついでがある時に拠る程度で1年以上ご無沙汰でした。たまにはお気に入りの場所でゆっ
くりできる時間も必要なので、もう少し近くに”お気に入り”を探したいと思います。
E.Ikeda
・ ・ ・ ・ ・・・・・・‥‥‥‥………………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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