●概要
車などのシート形状における樹脂発泡成形の例を示す。
空気抜け(ベント)の位置を適切に選択しないと、空気がトラップされる領域(ボイド)が発生する。
ベントのパターンを2種類作成し 、ボイド発生位置を比較した。
図1にモデル図を示す。解析にはカスタマイズした発泡解析ソルバー使用した。
●モデル説明
・2相流(樹脂と空気)を非圧縮性流体としてVOF法で解く
・熱解析は含まない
・時刻0秒における樹脂配置は図3とした
・時間が経つにつれて、樹脂の密度・粘度が変化する(詳細は図4-1~4-3参照)
→質量は保存されるため、密度が減少することにより樹脂が膨らみ、発泡を模擬する
発泡特性
箱型試験の測定結果からフィッティングパラメータを決定する
●解析結果
樹脂の発泡の様子
空気の様子
ボイド位置を調べるため、空気を表示する