インクジェットのヘッド開発には、飛翔途中の液滴形状の再現が重要となる。
OpenFOAM®のinterFoamソルバーを用いて、図1に示すヘッド形状の違いによるサテライト形成の様子を比較した。
タイプBでは、エッジ部を削り、ホール径を若干広げた。
ヘッドには接触角をインクには表面張力係数を設定した。
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●解析結果
各ヘッド形状の代表時刻における液滴の様子を示す。
ヘッドの微小な形状の違いで、サテライトの形成の違いを再現できます。
◆粘度モデル
OpenFOAMでは時間テーブルによる粘度指定の他に、各種の非ニュートン流体も利用可能
・ PowerLawモデル
・ Carreauモデル
・ Herschel-Bulkleyモデル