穴が空いたブランクを円筒絞り加工し、穴を広げる解析です。本事例では、FLD(成形限界線図)を確認します。
モデル概要
ダイのストローク速度を6000 mm/s、ホルダー1の荷重を1200 N、ホルダー2の荷重を600 Nとします。
図1:解析モデル
計算結果
動画1に解析結果の変形挙動とFLDを示す。図2に最終時刻におけるFLDを示します。
FLDからブランクの変形状態が単軸引張りに近い状態になっていることがわかります。
また、赤色で示された穴の淵付近では、われが発生しやすいと予想されます。
動画1:FLDのアニメーション
図2:FLD(最終時刻)