鍛造解析のような大変形を伴う計算では、計算途中でメッシュを作り直す作業(リメッシュ)が有効です。
LS-DYNAの通常のリメッシュ機能では、変形の大きな箇所、小さな箇所に関係なく、 リメッシュ対象部品は一様にリメッシュされます。このため、要素数が膨大となりやすく、計算時間が長くなる恐れがあります。
一方、MPP版LS-DYNAでは、メッシュの粗密を考慮したリメッシュ機能が利用可能です。
この機能を利用することで、大変形を伴う計算を効率良く進めることが可能です。
ケース名 | ソルバータイプ | 並列計算CPU数 | 計算時間 |
リメッシュなし | SMPソルバー | 6 | 1時間58分 |
リメッシュあり | SMPソルバー | 6 | 11時間43分 |
リメッシュあり(粗密機能) | MPPソルバー | 6 | 2時間57分 |