解析概要
高温のブランクを、常温の金型により絞り加工します。また、冷却管に水を流し、金型を冷却します。
【金属管の冷却】を応用し、熱-流体-構造の連成問題として解析します。
ソルバーはMPPDYNAのR10.1.0倍精度版を使用し、16cpuで並列計算します。
解析モデルおよび絞り加工の概要
解析モデルおよび絞り加工の様子を下図に示します。また、解析モデルの内容を以下に示します。
解析モデルの内容
ブランク:加工される板材です。
金型1_ダイ:下へストロークし、ブランクを絞ります。
金型2_パンチ:静止し、ブランクを絞ります。
金型3_ホルダー:上向きに荷重を与え、ブランク端部のしわを抑えます。
金型4_パッド:下向きに荷重を与え、パンチ頭部のしわを抑えます。
解析結果
ブランク・金型・水領域の断面の温度分布布
金型は、ブランクと接触することで、接触部の温度が上昇します。その後、水により冷却されます。また、水は金型の熱を吸収し、温度が上昇します。
図.3 ブランク・金型・水領域の断面の温度コンター図[K]_アニメーション