JSTAMPを用いたプレス工程の検討事例

JSTAMPを用いたプレス工程の検討事例

JSTAMP(ソルバー:LS-DYNA)では前工程の状態を引き継いで解析を行うことが可能なため、多工程のプレス加工を再現できます。
本事例では、単工程から多工程のプレス加工へ変更することによる「われ」と「しわ」の改善を検討しました。
「われ」と「しわ」の評価方法はFLD (成形限界線図)です。

多工程加工の解析モデル

1工程目のパンチのストローク速度を5000 mm/s、ホルダー荷重を20kNとします。
2工程目のダイのストローク速度を10000 mm/s、ホルダー荷重を380kNとします。

解析結果

 

多工程加工のFLD

多工程加工の最終時刻におけるFLDとそのコンター図を図2に示します。
多工程加工では、狙い通りに製品部分の割れとしわ傾向の両方が同時に改善されました。

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