CAEメールニュース（No.2013-2）
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┃CAEメールニュース（No.2013-2） 2013.2.20┃
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Terrabyte Co.,Ltd.
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【1】今月のトピック
╋設計者向け熱流体解析ツール「FloEFDシリーズ」のご紹介
【2】CAE技術情報
╋波動現象入門講座 2回目 波動の表わし方
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
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└■ 設計者向け熱流体解析ツール「FloEFDシリーズ」——————————–
【FloEFDシリーズ商品ラインナップ】
・ FloEFD for NX ： シーメンスNXアドオン型
・ FloEFD Standalone ： マルチCAD対応のスタンドアロン型
・ FloEFD for Creo ： PTC Creo Elements/Pro（旧Pro/ENGINEER）アドオン型
・ FloEFD for CATIA V5 ： ダッソーCATIA V5 アドオン型
□特徴&機能———————————————————————–
冷却効率や流動抵抗・空力特性などの本格的なシミュレーションがおこなえるCFD
（熱流体解析）ソフト。モデルを作成した（あるいは読込んだ）その場で解析実施、設計
段階における最適な設計案をタイムリーにフィードバックすることができます。
●特徴
・専門知識不要のお手軽CFDソフト
┗解析に必要な設定はソフトウェアが判断して適切な値が自動セットされます。ユーザ
は難解なCFD理論にとらわれることなく手軽に熱流体解析がおこなえ”本業”の設計
開発業務に集中することができます。
・3Dソリッドモデルがそのまま解析モデルに！
┗FloEFDシリーズは3Dソリッドモデルを直接認識しますのでCADデータ変換の必要があ
りません。3Dソリッドモデルのフィーチャーに解析条件を直接定義して、その場で
解析を実行できる画期的なCFDソフトです。
・ユーザーに負担をかけない信頼性の高い解析ソルバー
┗FloEFDシリーズはロバスト（堅牢）でタフな解析ソルバーが自慢です。解が発散して
なかなか結果が得られないと、いう流体解析につきものの失敗が生じません。多くの
検証事例に基づいた信頼できる高精度ソルバーを搭載し、CFD解析専門家ではない
一般の技術者の方にも安心してご利用いただけます。
●機能
・ソルバ
┗有限体積法、陰解法AMGソルバ、SIMPLE法、k-ε乱流モデル
・解析機能
┗内部/外部流れ、非ニュートン/ニュートン流体、非圧縮性/圧縮性流れ、
定常/非定常、自然対流、固体内熱伝導、共役熱伝達（固体-流体）、
サーフェス輻射、回転境界、流れ場を固定した熱計算、粒子追跡機能
・自動設定機能 （任意調整可）
┗解析領域、形状アダプティブメッシュ、ゴール収束条件、レポートデータ転送
・メッシュ
┗直交格子、カットセル法による高精度境界認識、メッシュ細分割
・メッシュコントロール機能
┗特定部（CADパーツ/サーフェス/ライン/ポイントごと）あるいは全体領域の
メッシュ細分割、メッシュ境界面の調整、狭流路メッシュ、ズーミング解析
●FloEFD Ver.12.0新機能
・物理特性とテクノロジー
┗手動メッシュ設定の改良、粒子、低温凝縮、LEDモジュール(有償追加オプション)
・プリプロセッサ
┗形状チェックツール、プロジェクトツリー、パラメータスタディの向上
・ソルバー
┗コマンドライン実行
・ポストプロセッサ
┗表面の軌跡、NASTRANへのエクスポート、比較ツール
この他にも、オプションを追加することによって、多くのモデリング/解析機能を使用
することができます。
続き——＞詳細はホームページからご確認ください。
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/FloEFD_1.htm
FloEFD解析事例——＞http://www.terrabyte.co.jp/example/analysis_sample-flo.htm#3
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└■ 波動現象入門講座 2回目 波動の表わし方
波動にはいろいろなものがあり、その形が(1) 水面の波に一般的に見られるように規則
的にくり返される場合(周期的波動)、(2) 地震波のように全く不規則な場合(不規則波動)、
(3) 心電図の電気パルス信号のように限定された狭い範囲に波が局在しており、それ以外
の所では振幅がゼロの場合(波束)、が考えられます。話を簡単にするために、ここでは多
くの場合そうであるように、波動がその波の形を変えずに一方向(これをx軸にとります)
へ、一定の速さで伝播する場合を考えてみましょう。このとき、一般にこの波動に関する
種々の物理量(例えば波形)は、座標x と時間t の関数u(x,t)として表されることになる
でしょう。
特に波形に注目して任意の時刻t=aを固定すると、u(x,a)はその瞬間の空間的な波形を
表わします。時刻t=0において波形がf(x)であったとすると、u(x,0)=f(x)となります。こ
の波が伝播速度vで正の方向へ移動しているならば、任意の時刻tにおいてその波形はx軸
の正の方向へvtだけ平行移動したものになります。すなわち、場所xにおける時刻tでの波
は、vtだけ戻った場所x－vtにおける、時刻t=0での波になります。したがって、波形は
u(x,t)＝f(x－vt)で表されることになります。同様に考えると伝播速度vで負の方向へ移
動している波動では、波形がu(x,t)＝f(x＋vt)で表されます。このように、多くの波形を
変えないで伝播する波動は、t=0での波形(初期条件)が与えられれば、任意の時刻におけ
る波形がわかることになります。なお、上で求められた波形f(x－vt), f(x＋vt) が、い
わゆる「波動方程式」の解になっていることは容易に確かめることができます。
上記の周期的波動における波形のように、ある有限の区間で定義される関数u(x,t)が周
期的に繰り返される場合、座標xについての周期を波長、時間tについての周期を振動の場
合と同様に単に周期と呼びます。周期的に変化する関数はフーリエ級数で表すことができ
ることは良く知られているので、周期的波動の波形を基本周期から決まる離散的な周期
(基本周期をTとするとT, T/2, T/3, …)を持つ、異なる正弦波の重ねあわせで表すことが
できます。地震波のような不規則波動に関しても、多くは地震波形のように有限の時間区
間で定義されるので、その波形がくり返されると考えることにより、フーリエ級数を用い
て周期的波動の場合と同様に扱うことができます。
電気パルス信号のような波束に対しては、周期的波動や不規則波動と異なり、局在する
波がくり返し存在するとは考えずに、波形を無限に長い区間で定義することになります。
この場合には、波形は連続的な周期を持つ無限に多くの正弦波の重ね合わせとして、フー
リエ積分の形で表されることが知られています。これはフーリエ級数において周期を無限
大とする極限をとったものと考えることができます。
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└■ CAEセミナー・イベント情報—————————————————-
当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。
□ ブロー成形・樹脂シート熱成形プロセス解析ソフトウェア
「BlowView」/「FormView」紹介セミナー （2/26・3/19 東京）
http://www.terrabyte.co.jp/BlowView/seminar1.htm
□ 熱硬化性樹脂流動解析ソフト「NEPTAS」紹介セミナー （3/5 東京）
http://www.terrabyte.co.jp/NEPTAS/semi.htm
□ 統合プリポストプロセッサー「PreSys」 無料体験セミナー (3/6 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/PreSys/PreSys_seminar.htm
□ 鋳造/湯流れ凝固解析ソフト「FLOW-3D CAST」紹介セミナー (3/8 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FLOW-3DCast/flow3dCast-seminar1.htm
□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー＆無料体験ワークショップ （3/8 東京）
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm
□ プラスチック射出成形シミュレーション「Simpoe-Mold」
紹介セミナー＆体験ワークショップ （3/13 東京）
http://www.terrabyte.co.jp/Simpoe/Simpoe_seminar1.htm
□ ハイエンド自由表面解析ソフトウェア「FLOW-3D」紹介セミナー (3/14 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FLOW-3D/flow3d-seminar1.htm
□ 統合CAEツール「HyperWorks」最適化セミナー （3/22 東京）
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/HyperWorks-seminar.htm
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
・「有限要素法入門と衝撃・落下解析」（3/28 東京）
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm
□ LS-DYNAプリポストプロセッサ「Jvision」操作セミナー （4/2 東京）
※Jvision/LS-DYNAユーザ様対象のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/Jvision/Jvision_semi.htm
□ 電磁界解析ソフト「INTEGRATED 電磁界ソフトウェア」 無料体験セミナー (4/3 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」操作セミナー (4/11 東京)
※LS-DYNAユーザ様対象のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminarN.htm
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└■ エッセイ———————————————————————
1月は強烈寒波という事で、日本各地で雪のニュースは日々流れてましたね。東京でもか
なりの積雪がありました。都内では、ちょうど土日だったので通勤にはそこまで影響はあ
りませんでしたが、もし平日だったとするともっと影響があったでしょうね。
我が家でも、今回の事を考えシャベルでも購入しようかと思い、近くのホームセンターに
行くと売り切れてました。皆さん考える事は同じなのですね。震災もそうですが、日々の
備えは重要性を再認識した寒波でした。
M.Hasegawa
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ぜひご協力ください。
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━━━＜編集後記＞━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・ ・
あっという間に1月が過ぎ、気づけば2月も後1週間で終了。今年こそはと、いつも色々と考
えますがそれもこの時期まででしょうか。それでも「今年こそは」を一つでも実行したい
と思います。
E.Ikeda
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