CAEメールニュース(No.2014-02)
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┃CAEメールニュース(No.2014-02) 2014.2.20┃
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Terrabyte Co.,Ltd.
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【1】今月のトピック
╋樹脂流動解析ソフトSimpoe-Mold キャンペーン2014のご案内
╋動的地盤-構造物連成振動解析ソフト「ACS SASSI」
2日間ワークショップ開催のご案内
【2】CAE技術情報
╋波動現象入門講座 14回目 水面の波について(その6)
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
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└■ Simpoe-Mold キャンペーン2014実施中!—————————————-
★Simpoe-Mold 基本パック半額相当お値引き価格にて、ご提供中!
対象はSimpoe-Mold 全パッケージの新規購入・追加購入・アップグレード
詳細は当社までお問合せください。
http://www.terrabyte.co.jp/Simpoe/simpoe_CA2014.htm
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└■ 動的地盤-構造物連成振動解析ソフト「ACS SASSI」2日間ワークショップ開催!—-
GPテクノロジー社CEO/技術主幹 Dr. Dan M. Ghiocel氏を講師に迎え、ACS SASSI 2.3.0
の新機能と最新事例を紹介します。
日 時: 2014年3月24日(月)/ 25日(火) 10:00-17:00
開催場所: ステーションコンファレンス東京
定 員: 25名
参 加 費: 無料(定員になり次第締切とさせていただきます。)
●詳細・お申し込みはこちら
http://www.terrabyte.co.jp/14_Event/ACSSASSI_seminar.htm
□ACS SASSI 特徴&機能————————————————————
ACS SASSIは、3次元有限要素法による動的地盤-構造物連成振動解析ソフトウェアです。
SASSI(System for Analysis of Soil-Structure Interaction)は、標準的な原子力発電
所や多くの既存の発電所の耐震設計など幅広い分野で使用されています。
・動的地盤-構造物連成解析
┗有限要素法により、地盤と構造物の相互作用をフレクシブル ボリューム法およびフ
レクシブル・インターフェース法を用いて考慮します。これらの方法は、複素応答法
を使用して、周波数領域で定式化されています。
・ユーザーインターフェース
┗GUI機能により解析モデルの作成/表示、解析条件設定、計算実行、ポスト処理等の
ユーザーフレンドリーな操作が行えます。
・高速化
┗複数CPUを使用するSMP処理により、計算時間が大幅に短縮されています。
・既存モデルの利用
┗ANSYS形式/SASSI形式の解析モデルに対する相互コンバート機能があり、既存のFEM
モデルが使用できます。
・V&V
┗「10CFR50, Appendix B; ANSI N45.2; ASME NQA 1」の要求に適合したV&Vプログラム
が提供されます。
・地盤と構造物のモデル化
・米国原子力規制委員会(USNRC)ソフトウェア品質保証及び品質管理規定に完全に
準拠しており、保証認可を受けています。
・加速度、変形、応力コンタのアニメーションが可能です。
詳細はホームページからご確認ください。
http://www.terrabyte.co.jp/ACSSASSI/acssassi1.htm
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└■ 波動現象入門講座 14回目 水面の波について(その6)
前回は水面の波として浅水波(あるいは長波)で、水深と波長の比h/λおよび波高と波
長の比a/λが十分小さい場合を考え、無次元パラメータμ=(h/λ)^2とε=a/λを導
入して、μ~ε<< 1と仮定するとブシネ方程式が得られ、またこの方程式に対して、正の
x方向へ伝播する波を導くとKorteweg-de Vries(コルトヴェーグ-ドフリース) 方程式、あ
るいはK-dV方程式が得られることをお話ししました。今回は、波高η(x, t)に関して次の
ように表される、K-dV方程式について少し詳しく考えて見ます。
(η)t+c(1+3η/2h)(η)x+(c・h^2/6) (η)xxx=0 …(1)
(1)式の第1項は非定常項であり、第2項には非線形項(3c/2h)η(η)xが含まれています。
初めに波形がη=A sin(kx-ωt)で表されるような滑らかなものであっても、この非線形
性は波の波高の大きい部分が小さい部分より早く伝播することを表しているので、波高の
大きい部分が波高の小さい部分に追いつき、波のつっ立ちが生じ(これは高波数の波が励
起 されることを意味しています)、ついには波形が崩壊することになります。
実際、1次元の線形波動方程式(η)t+c(η)x=0 を考えると、
その解はη=f (x-ct) (f は任意関数)で、これは波が一定速度cで、波形を変えずに伝
播することを意味します。方程式(1)の場合、この線形方程式の移流項c(η)x が、
非線形の(3c/2h)η(η)x で置き換わっていることになります。定性的に考えると、これ
は波が伝播速度(3c/2h)η(すなわち(η)xの係数)で移動すると見なせます。したがって波
の伝播速度に、波の波高ηが含まれていますので、波高の大きい部分が波高の小さい部分
より早く移動し、追いつくことになります。また波の形がつっ立つと、これをフーリエ級
数展開する場合、つっ立ちの勾配が急になるほど、より波数の小さい(すなわち振動数の
高い)波の成分が含まれることになります。
また第3項は第11回目でお話しした分散関係
ω=√(gk tanh kh) …(2)
を考えると次のように解釈できます。(2)式を求めるときには、hの大きさについては何も
制限をしていませんでした。したがって、どんなhに対しても(2)が成立します。
ここで、k=2π/λは波数で、浅水波の場合、仮定によりkh=2πh/λ<<1 であることか
ら、(2)式をkh=0 の周りでテーラー展開すると
ω=√(gh)k-√(gh)h^2k^3/6+O(kh)^5 …(3)
となります。すなわち、分散式がkの1次と3次で表されます(kの高次項を無視するとして)。
このことから、K-dV方程式の場合もμ=(h/λ)^2 << 1 を考えているので、その分散関
係式にkの3次の項が含まれることが予想されます。またη=A exp{ i (kx-ωt) }として、
K-dV方程式から分散関係式が導かれますが、ηのxによる偏微分からi k が生じるので、
分散関係式(3)式のk^3を持つ項(√(gh)h^2k^3/6)は、
微分方程式(1)式の(c・h^2/6) (η)xxxから生じることを示唆しています。
一方位相速度cは
c=ω/k=√(gh)-√(gh)h^2k^2/6+… …(4)
で求まります。(4)式の右辺第1項は線形波の位相速度であり、第2項は負号を持つので、
高波数の波ほど伝播速度が遅くなることを示していますが、これは方程式(1)の第3項によ
るものであり、波の分散性を表しています。
以上のことから最終的には、非線形性による振幅の大きい部分の位相速度の増加と、分
散性による位相速度の減少が相殺して波が崩壊することなく一定速度で伝播する状態に落
ち着くことが説明できます。なお、ここでは説明しませんが、K-d V 方程式に対しては解
析解が求められており、これは形を変えないで一定速度で伝播するので、K-d V 方程式の
孤立波と呼ばれています。
ZabuskyとKruskalはK-dV方程式の数値解析的研究(1965) において、その孤立波が波の
相互作用に対してきわめて安定で、あたかも粒子のごとく振舞うことから、この孤立波を
ソリトンと名づけました。現在、一見無関係に見える非常に広範な分野で、ソリトンの生
じることが発見されています。
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└■ CAEセミナー・イベント情報—————————————————-
当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。
□ 熱硬化性樹脂流動解析ソフト「NEPTAS」紹介セミナー (3/4 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/NEPTAS/semi.htm
□ 統合プリポストプロセッサー「PreSys」 無料体験セミナー (3/5 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/PreSys/PreSys_seminar.htm
□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー&無料体験ワークショップ (3/6 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm
□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 紹介セミナー (3/7 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semi.htm
□ プラスチック射出成形シミュレーション「Simpoe-Mold」
紹介セミナー&体験ワークショップ (3/12 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/Simpoe/Simpoe_seminar1.htm
□ 汎用熱流体解析ソフトウェア「AcuSolve」 紹介セミナー (3/14 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/AcuSolve_seminar.htm
□ ブロー成形・樹脂シート熱成形プロセス解析ソフトウェア
「BlowView」/「FormView」紹介セミナー (3/18 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/BlowView/seminar1.htm
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
「有限要素法入門衝撃・落下解析」(3/20 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm
□ 統合CAEツール「HyperWorks」最適化セミナー (3/28 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/Hyper/HyperWorks-seminar.htm
□ LS-DYNAプリポストプロセッサ「Jvision」操作セミナー (4/1 東京)
※Jvision/LS-DYNAユーザ様対象のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/Jvision/Jvision_semi.htm
□ 電磁界解析ソフト「INTEGRATED 電磁界ソフトウェア」 無料体験セミナー (4/2 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」操作セミナー (4/10 東京)
※LS-DYNAユーザ様対象のセミナーです。
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminarN.htm
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└■ エッセイ「私はコレでやめました…」——————————————
下火になりつつあると言われるSNSですが、「敢えて退会するのもなんだし、まぁ使う
か」と言う感じのユーザーが多いのではないでしょうか?
私もそんなユーザーの一人でした。ところが先日ログインしてみると、「普段とは違う端
末からログインが有りました」 と言う旨の警告表示が・・・全く心当たり有りません。
パスワードでも漏れたのでしょうか?なんだか怖いなと感じ、これを機にアカウント削除
いたしました。今まで繋がっていると感じていたけれど、実はクリック一つで切れる人間
関係。考えてみるとなんだか虚しいものです。実際にお会いし、楽しいひと時を共に過ご
せる、そんな人間関係をもっと大切にしていきたいなと、感じました。
N.Endo
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└■ 購読者アンケート ————————————————————
購読者様へCAEメールニュースについてのアンケートをお願いしております。
ぜひご協力ください。
http://www.terrabyte.co.jp/example/mailnews/mailnews_sformmail.php
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━━━<編集後記>━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・ ・
都内にも珍しいほどの積雪がありちょっとびっくりして始まった2月です。数年ぶりに触っ
た雪は以外にもサラサラで子供のころの記憶の彼方にあったわくわく感をを少しだけ思いだ
しました。思えば雪の記憶は交通のマヒで不便した事ばかり..触ってみようなどと思う余裕
も無くひたすら目的地に向かっている感じです。今ももちろん不便はしますが少しだけなら
良いかなと、寛大な気持ちになりました。
E.Ikeda
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☆ 発行:(株)テラバイト 東京都文京区湯島3-10-7 NOVビル5F 編集担当:池田 絵美
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