CAEメールニュース(No.2019-1)
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┃CAEメールニュース(No.2019-1) 2019.1.21┃
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Terrabyte Co.,Ltd
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【1】今月のトピック
╋テラバイト技術通信 1「CAE解析業務の基礎講座[4]
~はじめて解析を担当する方へ~」
【2】CAE技術情報
╋CAE解析のトピック Q&A 7
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
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└■ テラバイト技術通信 1「CAE解析業務の基礎講座[4]
~はじめて解析を担当する方へ~」
第4回 コマンドプロンプトの便利機能
今回の技術通信は、コマンドプロンプトをより便利に使うための機能をご紹介します。
1. 文字列のコピー
コマンドプロンプトに表示された文字列をコピーしたい事が時々あります。簡易編集モー
ドになっていれば、コマンドプロンプト画面を左マウスドラッグすると、選択した箇所が
白くハイライト表示されます。この状態で右クリックするとコピーされます。
簡易編集モードは以下の手順で設定可能です。
作業手順
1-1. コマンドプロンプトのタイトルバーを右クリック
(→ポップアップメニューが表示されます)
1-2. [プロパティ] > [オプションタブ] を選択
1-3. 簡易編集モードにチェックを入れてOKボタンをクリック
2. フォントサイズ変更
現在開いているコマンドプロンプトのフォントサイズはプロパティメニューから変更する
事ができます。
作業手順
2-1. タイトルバーを右クリック
2-2. プロパティを選択
2-3. フォントタブに移動
2-4. サイズで文字の大きさを指定
2-5. OKボタンをクリック
(補足 2-2において、プロパティではなく規定値を選ぶと、フォントサイズのデフォルト
を変更できます)
3. 起動時のカレントディレクトリの変更
コマンドプロンプトを起動したときのカレントディレクトリは、デフォルトではUsersフォ
ルダ下のアカウント名のディレクトリになっています。以下の手順で、起動時のディレク
トリを任意の場所に変更することできます。
作業手順(Windows10)
3-1. [スタートメニュー]>[Windowsシステムツール]>[コマンドプロンプト]を右クリック
3-2. [その他]>[ファイルの場所を開く]を選択
(→エクスプローラが起動します)
3-3. コマンドプロンプトのショートカットを右クリックしてプロパティを選択
(補足 Windows7の場合、フォルダには実行ファイルがあるので、ショートカット
ファイルを作成してください)
3-4. ショートカットタブの作業フォルダの内容を変更
例)Cドライブ直下のworkフォルダに変更したい場合
c:\work
3-5. OKボタンをクリック
(補足 起動時のカレントディレクトリは、ショートカットごとに設定可能です)
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└■ CAE解析のトピック Q&A 7-----------------------------------------------------
<Question>
非線形解析を行う場合にはどのような材料データが必要ですか?
<Answer>
線形構造解析において、静解析では、ヤング率、ポアソン比、加えて動解析では質量密
度が必要ですが、材料非線形を考慮する場合これらだけでは不充分です。
材料非線形を示す代表例として、鉄、プラスチック、コンクリートなどの弾塑性体、ゴ
ム材、ウレタン材などの超弾性体があります。線形材料の場合の応力-ひずみ関係(S-S
カーブ)は傾きをヤング率とした直線で表せますが、材料非線形を考慮する場合のS-Sカー
ブは材料の特性に応じた曲線となるため、その情報を入力する必要があります。
弾塑性体のS-Sカーブは、2直線近似、べき乗則(n乗則)、多直線近似で表現される場
合が多いです。二直線近似では入力値としてヤング率、降伏応力に加え、降伏後の二次勾
配を入力します。べき乗則ではヤング率、降伏応力に加え、強度係数、べき乗数を入力し
ます。多直線近似はS-Sカーブを点列データとして直接入力します。
超弾性体を表現する代表的な材料モデルとしてMooney-Rivlin、Ogdenの構成式を使用し
たものがあります。これらの材料モデルには複数の係数を入力する必要がありますが、係
数を決定する基本は、圧縮と引張を含むS-Sカーブとなります。
その為、非線形な高ひずみ領域を含む充分なプロット点数のS-Sカーブの点列データが必
要になります。
適切な材料データの入力は、解析結果の信頼性を得る為に不可欠です。
材料データは解析パラメータではない為、解析結果の合わせ込みのため、物理的・工学的
根拠もなくデータを弄繰り回すのは厳禁です。
弾塑性、超弾性を考慮する解析を行う場合は各種試験で得られた材料データを使用する
ことになります。材料データは解析の基礎となる為、信頼できるデータを得る必要があり
ます。文献等を参考にするよりも、材料メーカ、各種の試験機関に依頼し、JIS規格等に
準拠した方法によりデータを得ることが必要です。
そうして得られた材料データは会社、組織の貴重な財産となります。
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└■ CAEセミナー・イベント情報----------------------------------------------------
当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。
□ 第30回 設計・製造ソリューション展 出展
会期:2019年2月6日(水)~8日(金)
会場:東京ビックサイト
テラバイト出展ブース:西ホール アトリウム 西14-19
https://www.terrabyte.co.jp/19_DMS/index.htm?cae
□ 電磁波解析ソフトウェア「Altair Feko」 紹介セミナー (1/30・2/20 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/Hyper/Feko_seminar.htm?cae
□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー&無料体験ワークショップ (2/7・3/5 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm?cae
□ 電磁界解析ソフト「INTEGRATED 電磁界ソフトウェア」無料体験セミナー (2/13 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm?cae
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」操作セミナー (2/14 東京)
※当社のLS-DYNA保守ユーザ様限定のセミナーです。
https://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminarN.htm?cae
□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 紹介セミナー (2/15 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semi.htm?cae
□ ブロー成形・樹脂シート熱成形プロセス解析ソフトウェア
「BlowView」/「FormView」紹介セミナー (2/19 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/BlowView/seminar1.htm?cae
□ LS-DYNAプリポストプロセッサ「Jvision」操作セミナー (2/19 東京)
※当社のLS-DYNA/JVISION保守ユーザ様限定のセミナーです。
https://www.terrabyte.co.jp/Jvision/Jvision_semi.htm?cae
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
「衝撃解析とゴム材料編」 (2/21 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm?cae
□ 汎用熱流体解析ソフトウェア「AcuSolve」 紹介セミナー (2/22 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/Hyper/AcuSolve_seminar.htm?cae
□ 「基礎構造講座」-衝撃工学の基礎-(4/16・17 東京)
https://www.terrabyte.co.jp/seminar/strcture_semi.htm?cae
□ 筋骨格モデリングシミュレーション「AnyBody」 基礎トレーニングセミナー
(4/24 東京) ※Anybodyの学生ユーザ様限定のセミナーです。
https://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/anybody_semiN.htm?cae
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└■ エッセイ---------------------------------------------------------------------
先日NHKの地震特集を見て、予想被害の甚大さに恐怖を感じました。
以前から地震・噴火対策を行なっていましたが、南海トラフなど恐ろしい地震が迫ってい
ることを考え、もう一段対応を進めることにしました。
今までは自宅で水や食料、衛生用品等を揃える程度でした。今回は出張時や外出時の保安
を考えることにしたのですが、常に防災セットを持ち歩く訳にはいきません。そこでまず
は出張時の宿泊先のホテルを見直すことにしました。
最近各地の役所でそれぞれの地域の倒壊の恐れがあるビル名を公開しています。「市町村
名、倒壊、ビル」等でネット検索すると見ることができます。私が名古屋で定宿にしてい
たホテルが見事対象となっており、早速変更しました。今後は名古屋や大阪など出張で良
く行く場所の断層の位置と海抜を頭に入れておこうと思っています。特に大阪は中心部に
断層があるので、注意が必要だったはずです。考えすぎても良くないとは思いますが、あ
る程度の対策は必要かと思っています。弊社のお客様も南海トラフの影響を受ける方が沢
山いらっしゃいます。
過敏すぎる必要性は無いかと思いますが、現実的な対策を取るのはいかがでしょうか?
T.H
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└■ 購読者アンケート ------------------------------------------------------------
購読者様へCAEメールニュースについてのアンケートをお願いしております。
ぜひご協力ください。
https://www.terrabyte.co.jp/example/mailnews/mailnews_sformmail.php
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━━━<編集後記>━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・ ・
この冬は例年より寒さを感じていないのですが、年を明けてやっぱり寒いこの頃です。
年初は冷え症対策に忙しいですが、また1年頑張ります。もちろん仕事を(も)ですよ。
E.Ikeda
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☆ 発行:(株)テラバイト 東京都文京区湯島3-10-7 NOVビル5F 編集担当:池田 絵美
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