CAEメールニュース(No.30-9)
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┃CAEメールニュース(No.30-9) 2010.9.21┃
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Terrabyte Co.,Ltd.
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【1】今月のトピック
╋設計者向け熱流体解析ツール「FloEFDシリーズ」紹介
【2】CAE技術情報
╋自動車開発におけるCAEのニーズとその動向
第一話[自動車開発におけるCAEのニーズ]
【3】CAEセミナー・イベント情報
【4】エッセイ
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└■ 設計者向け熱流体解析ツール「FloEFDシリーズ」——————————–
FloEFDシリーズは、熱流体解析経験のない方にも手軽に使える、新感覚の熱流体解析ソフ
トです。
【条件設定~解析実行~結果表示~レポート作成】の全機能をワンパックにしたCAD一体型
の統合ソフト。熱流体シミュレーションを軽快に実行できます。
・ FloEFD : マルチCAD対応のスタンドアロン型
・ FloEFD.Pro : Pro/E 組込型
・ FloEFD.V5 : CATIA V5 組込型
□特徴&機能———————————————————————–
CADソフト同様の軽快な操作で冷却効率や流動抵抗・空力特性などの本格的なシミュレー
ションがおこなえるCFD(熱流体解析)ソフト。モデルを作成した(あるいは読込んだ)
その場で解析がおこなえ、設計段階におけるさまざまな改良アイデアをすぐに検討でき、
最適な設計案をタイムリーに設計にフィードバックすることができます。
●特徴
・専門知識不要のお手軽CFDソフト
┗解析に必要な設定はソフトウェアが判断して適切な値が自動セットされます。ユーザ
は難解なCFD理論にとらわれることなく手軽に熱流体解析がおこなえ”本業”の設計
開発業務に集中することができます。
・3Dソリッドモデルがそのまま解析モデルに!
┗FloEFDシリーズは3Dソリッドモデルを直接認識しますのでCADデータ変換の必要があ
りません。3Dソリッドモデルのフィーチャーに解析条件を直接定義して、その場で
解析を実行できる画期的なCFDソフトです。
・ユーザーに負担をかけない信頼性の高い解析ソルバー
┗FloEFDシリーズはロバスト(堅牢)でタフな解析ソルバーが自慢です。解の発散で結
果が得られないという流体解析につきものの失敗が起きません。多くの検証事例に
づく信頼できる高精度ソルバーを搭載しており、CFD解析専門家ではない一般ユーザ
にも安心してご利用いただけます。
●機能
・ソルバ
┗有限体積法、陰解法AMGソルバ、SIMPLE法、k-ε乱流モデル
・対応CAD形式
┗FloEFD:STEP, IGES, ACIS, Parasolid, Inventor, Mechanical Desktop,
SolidEdge, SolidWorks, UG
FloEFD.V5:CATIA V5データ
FloEFD.Pro:Pro/Engineer Wildfire2/3データ
・解析機能
┗内部/外部流れ、非ニュートン/ニュートン流体、非圧縮性/圧縮性流れ、定常/非定常、
自然対流、固体内熱伝導、共役熱伝達(固体-流体)、サーフェスふく射、回転境界、
流れ場を固定した熱計算、粒子追跡機能
・自動設定機能 (任意調整可)
┗解析領域、形状アダプティブメッシュ、ゴール収束条件、Excel・Wordデータ転送
・メッシュ
┗直交格子、カットセル法による高精度境界認識、メッシュ細分割
・メッシュコントロール機能
┗特定部(CADパーツ/サーフェス/ライン/ポイントごと)あるいは全体領域の
メッシュ細分割、メッシュ境界面の調整、狭流路メッシュ、ズーミング解析
他、多数の機能を備えています。
続き——>詳細はホームページからご確認ください。
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/FloEFD_1.htm
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└■ CAE技術情報 「自動車開発におけるCAEのニーズとその動向」——————–
第一話[自動車開発におけるCAEのニーズ]
近年、商品開発にコンピュータの利用が欠かせない。設計の情報伝達は二次元図面で
あったが、此処にきて3次元図面の規定化が2006年12月にISO16792で発行され、日
本でも2008年4月にJAMA/JAPIA 3D単独図面ガイドラインV1.0が発行され、現在V1.1
が発行されている。この動きによって設計情報が全てCADやViewerを介して伝達される時
代に変化しつつある。
今までも、3Dモデルの運用により、形状情報は二次元図面情報と併用で利用されていた。
それらの運用で数値制御の加工における制御データの段取りが効率化され、金型工具の製
作が大幅にスピードアップされた。又、工程計画や作業標準などの検討が容易になり生産
技術が緻密になり、新製品の量産開始後の不良多発や工程作業時間が計画値に届かない等
の非効率なロスが低減できるようになった。一方、設計作業の中では干渉や表記ミスなど
の単純な間違いを発見しやすくなり、物になってから発見される不具合を大幅に減少させ
ることが可能になった。さらに設計中のモデルで生産技術検討や試験技術者の意見の抽出
が容易になり、コンカレントな開発がより緻密に出来ることになった。それらの効果で既
知の設計は標準化、半自動化が進み、開発技術者の試みをよりシビアで緻密な設計のチャ
レンジに向かわせ、競争力の高い商品開発を可能にしている。
そのチャレンジを側面で支えるのがコンピュータの助けを借りたエンジニアリング(CAE)
の役割となっている。従来は設計した製品の機能や性能の検証を試作車で確認して、設計
をやり直す繰り返しを数回行って実現していた。そのため、自動車の開発はそのサイクル
に数ヶ月の期間を費やし、商品開発は数年をかけて開発された。今は設計した製品の機能
や性能を可能な限りCAEで検証して、試作を行わずに設計をやり直すサイクルを数回行って、
CAEだけでは見極められない機能や性能と最終的な判断を行うための試作を行い、実験で検
証する。これにより開発期間が短縮され、開発費用も大幅な低減が図れている。
既に、CAEの活用無くしては、商品開発は市場の要求に追いつけない時代になっており、
自動車メーカーはCAE運用の裾野を広げて、如何に総合的な効果を高めるかに取り組んで
いる。
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└■ CAEセミナー・イベント情報—————————————————-
当社では解析ソフトをより有効にご活用いただくことを目的とし、各種セミナーを開催い
たしております。各ソフトの操作性や機能をご確認いただく場として、お気軽にお申し込
みください。
□ 「次世代自動車開発CAE活用セミナー」開催
日 程:2010年10月12日(火)
会 場:ホテルグランヴィア広島
参加費: 無料(事前登録制)
詳 細:http://www.terrabyte.co.jp/10_Event/CAEseminar.htm
□ 「FLOW-3D Users Conference 2010 in Japan」開催
日 程:2010年10月22日(金)
会 場:東京国際フォーラム
参加費: FLOW-3D/FLOW-3D CASTユーザ様:無料、一般:\30,000
申込み:http://www.terrabyte.co.jp/FLOW-3D/flow3d_8.htm
□ 構造最適化シミュレーションツール「HyperWorks -OptiStruct-」最適化セミナー
(9/28 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/hyper_semi/index.htm
□ 非線形構造解析ソフト「LS-DYNA」技術セミナー
「有限要素法入門と衝撃・落下解析」(9/30 東京)
「塑性加工技術セミナー 応用編」(10/28 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/lsdyna/LS-DYNA_seminar1.htm
□ 熱硬化性樹脂流動解析ソフト「NEPTAS」紹介セミナー (10/5 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/NEPTAS/semi.htm
□ 電磁界解析ソフト「IES 電磁界ソフトウェア」 無料体験セミナー (10/6 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/IES/IES-seminar1.htm
□ 設計者のための熱流体解析ソフト「FloEFDシリーズ」
紹介セミナー&無料体験ワークショップ (10/14 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FloEFD/EFD-seminar1.htm
□ 「基礎構造講座」
・「衝撃工学の基礎」(10/14・15 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/seminar/strcture_semi.htm
□ LS-DYNA用プリポスト「eta/VPG」紹介セミナー&体験解析ワークショップ(11/10 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/VPG/VPG-seminar1.htm
□ 鋳造/湯流れ凝固解析ソフト「FLOW-3D CAST」紹介セミナー (11/12 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FLOW-3DCast/flow3dCast-seminar1.htm
□ ハイエンド自由表面解析ソフトウェア「FLOW-3D」紹介セミナー (11/18 東京)
http://www.terrabyte.co.jp/FLOW-3D/flow3d-seminar1.htm
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└■ エッセイ「収穫は秋?」——————————————————-
9月に入りましたが暑い日が続いてますね。我が家では夏時期収穫出来るように例年枝
豆を植えています。例年5月に種蒔きをするのですが、今年は5月下旬に自己都合でズレて
しましました。猛暑の中我が家の枝豆は、健闘し例年に無く背が高く伸びております。
そして元気に育っているのですが、8月に入っても実が付かない?猛暑の影響?と心配し
ておりましたが、9月上旬にやっと実を付けてくれました。でも、この調子では収穫出来
る時は、秋の始まりにビールに枝豆?となってしまうのかと心配しております。
例年異常気象が続いておりますが、少しでも季節を感じながら生活出来るようにゆとりを
持ちたいものですね。
M.Hasegawa
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└■ 購読者アンケート ————————————————————
購読者様へCAEメールニュースについてのアンケートをお願いしております。
ぜひご協力ください。
http://www.terrabyte.co.jp/example/mailnews/mailnews_anq.htm
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━━━<編集後記>━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥・・・・・・ ・ ・ ・
ようやく夏も終わりかなと思いますが、最近のセミナー日程などはもう11月、12月分の申し
込みを受け付ける時期に。。。とはいえ、10月は「FLOW-3D」ユーザカンファレンスなどの
予定もありまだまだ年末の声を聞くのは早すぎでしょうか、プライベートもう少し「今年」
を楽しみたいと思います。
E.Ikeda
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☆ 発行:(株)テラバイト 東京都文京区湯島3-10-7 NOVビル5F 編集担当:池田 絵美
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