粉粒体解析ソフトEDEMを使った事例です。粉体材料は代表的な物性値がなく、設定パラメータのキャリブレーションが重要になります。測定可能な量を実測データと解析で比較し、EDEMで設定する設定パラメータを決定します。
汎用的に粉体解析のキャリブレーションで使われている測定量は、安息角です。安息角とは、粉体を平らな皿などの上に落下させたときに形成される山の斜面と、水平面のなす角のことを指します。
HyperStudyで設定パラメータ(説明変数)を振った解析結果を多数準備し、RapidMinarを使って安息角の予測モデルを構築することで、実測データと同じ安息角が得られるパラメータの組合せが得られます。これによって、キャリブレーション作業の効率化を図れます。