各ステップでのABSAP機能(1)
Step1 CT画像データから骨の情報を抽出する機能
- CT画像データから骨の情報を点群データとして抽出します。
- 点群データは、輝度と座標を含むファイル、座標情報を含むファイル、輝度情報を含むファイルで構成されます。
Step2 骨の表面形状データを作成する機能
- 骨の点群データから骨の表面形状を再現したSTLファイルを作成します。
- STLファイルは3次元形状の表面を小さな三角形(ポリゴン)の集合体で表現します。
Step3 骨の物性を特定する機能
- CT画像の色の濃淡(二値情報)から、骨密度とヤング率を推定し骨の物性を特定します※1)。
- 有限要素法による構造解析において材料特性として考慮されます。
※1) 2014/11/14 PMDA科学委員会第2回数値解析技術専門部会;『CT画像を利用した有限要素法(CT-FEM) による骨解析法と 人工股関節置換股の損傷解析への応用』P5,6,7 に基づく。
Step4 骨形状の有限要素メッシュ分割機能
- 骨の形状を再現したSTLファイルを4面体のメッシュで分割します。
- 分割されたメッシュは有限要素法による構造解析に使用されます。