構造解析をおこなううえで必要な解析対象物の適正な材料物性値を、材料試験を
実施し確定いたします。
解析対象物の適正な材料物性値を用いて計算することが、目的とする解析結果の精度や信頼性を増すことはいうまでもありません。特に樹脂製品の落下衝撃解析となりますと樹脂材料の持つ「ひずみ速度依存性」の特性を見逃すわけにはいきません。またゴム材を使った製品ではゴムのもつ「粘弾性特性」についても無視できません。
当社ではプラスチックなどの樹脂材料、ゴム材料、発泡材等に対して各種材料試験(引張試験、圧縮試験、高速引張試験、粘弾性試験など)をおこない、解析で利用する材料データに変換してこれらのデータをご提供させていただきます。また、これらのデータについては、Ansys LS-DYNAによる材料試験シミュレーションでその妥当性を確認いたしております。
(試験片は、原則としてお客様にご用意いただきますが、当社で用意できるものもございますのでご相談ください。)
■ テラバイト材料試験+データ作成・検証サービスの特徴
- 材料試験からシミュレーション用材料データ作成・検証まで、一貫した
サービスを提供します。 - シミュレーション用材料データ作成・検証に最適な材料試験を実施し
ます。 - ・ 1997年創業以来培ってきた材料データ作成・検証技術に基づいて、材料試験方
法を選択しています。 - 材料構成則を熟知した技術者が材料データを作
成・検証し、提供します。 - ・ 樹脂材料については、樹脂材料構成則として評判の高い
SAMP-1用材料データを提供します。 - ・ 材料構成則に基づき、材料データを作成します。
このため、安定して解析を実施いただけます。
●テラバイト材料試験メニュー
実施試験 | 試験項目 | 対象材料 |
静的引張試験 | 弾性率・ポアソン比・荷重-変位関係・応力-ひずみ関係・破断伸び・引張強さ | 樹脂・ゴム・金属・フォーム材・ ウレタン発泡・複合材 |
静的圧縮試験 | 荷重-変位関係・圧縮強さ | 樹脂・ゴム・フォーム材・ウレタン発泡・複合材 |
静的せん断試験 | 荷重-変位関係・せん断強さ | 樹脂・複合材 |
静的ヒステリシス試験 | 荷重―変位のヒステリシス・損傷特性 | 樹脂・ゴム・発泡材 |
面衝撃試験 | 荷重-変位関係・破断変位・衝撃吸収エネルギー |
樹脂・複合材 |
高速引張試験 | 荷重-変位関係・破断伸び | 樹脂・金属 |
衝撃落下試験 | 衝撃による粘弾性特性・衝撃によるひずみ速度依存特性 | 樹脂・ゴム・発泡材 |
3点曲げ試験・4点曲げ試験 | 荷重-変位関係 | 樹脂、複合材 |
動的粘弾性試験 | 粘弾性特性 | 樹脂・ゴム材 |
シャルピー試験 | 衝撃吸収エネルギー | 樹脂 |
材料試験受託例
● MAT_SAMP-1用材料試験
・試験片作成
・試験データ整理、報告書作成
・静的引張/圧縮/せん断試験
試験速度 :3 水準
N 数:各水準 n=5
・高速引張試験 4 ~ 7速度、各速度 n=1程度
・ 納 期 : 1.0~1.5カ月(材料試験のみ)
●解析による確認計算
引張り試験で取得したデータをAnsys LS-DYNA用に作り直して、引張り試験のシミュレーションでデータの妥当性を確認いたします。以下引張り試験シミュレーションの実例です。
共に延性的性質を示す材料についておこないました。1号試験片(左側)では損傷モデルを利用した解析例で2号試験片(右側)では破壊を考慮に入れた解析例です。
【樹脂用材料構成則MAT_SAMP-1 解析事例】
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