OpenFOAM® 用GUI HELYX®
OpenFOAM® 実用化のための専用GUI
概要
英国ENGYS社が開発したOpenFOAM®専用のGUIです。OpenFOAM®は、誰でも無償でダウンロード可能なオープンソースCFDプログラムで、世界的に多数のユーザによる実績がありますGUI により、OpenFOAM®の実用上の課題であったメッシュ作成と境界条件設定が簡単におこなえます。
改良メッシャー(改良SnappyHexmesh)や熱計算機能等、ロバスト性と汎用性の高いソルバー群も組み込まれているため、無償ダウンロード版にはない安定した計算が可能です。並列計算に対応したWindows版のソルバーも提供されています。
特徴
- ①GUIによる操作性の向上
- 使いやすいGUIにより、メッシュ作成や物理モデルの選択、境界条件の設定が簡単におこなえます。また、ポーラスや温度等の領域設定もおこなえます。
- ②メッシュ作成
- ・操作性の高いSnappyHexmesh作成
・サーフェスへの境界条件設定
・移動物体周りのメッシュ生成機能
・メッシュ品質のチェック
・アドバンスオプション用の操作パネル
・プリミティブ形状作成
- ③メッシュインポート機能
- FluentやHyperMeshで出力したメッシュ情報を読み込むことができます。
- ④追加ソルバー
- ・共役熱計算
・SnappyHexmesユーティリティ
・残差グラフ表示
機能
- VOF法による多相流解析
通常のVOF法のほかに、水と油のように混ざらない界面に指定する事や、空気-水-油等の3流体以上の同時計算も可能です。 - 6自由度の移動物体
- 表面粗さ
- 接触角
- 表面張力
- 圧縮性流体
- 40以上の特殊な境界条件の追加
- 乱流モデル
- ポーラスメディア
- 輻射
- スカラーの移流拡散
- 既存のblockMeshデータの読み込み
- IGES、STEPファイルのインポート
- STLへの変換やCAD形状の自動修復
稼働環境
- Windows
- : Windows 7 (64bit)
Windows 10 (64bit) - Linux
- : ・gcc 4.8.x(+OFED)
CentOS 5.x、 SLES 11、 SLES 12、 openSUSE42
・gcc 4.8.x
Ubuntu 14.04、 LTS
・gcc 4.9.x(+OFED)
CentOS 6.x
・gcc 5.1.x (+OFED)
CentOS 7.x
・gcc 5.3.x
Ubuntu 16.04、 LTS
・gcc 7.3.x
Ubuntu 18.04 LTS
注:その他のプラットフォームに関してはお問合せください。
※HELYX®開発元: ENGYS Ltd.
© Terrabyte Co.,Ltd.