当社は初期、1995年7月にWindowsベースのハイエンドCAE業務をサポートするソフトウェア・エンジニアリング会社として設立し、1997年1月に現在の会社として業務を開始しました。
当時PCのCPUはPentiumが出たばかりで、演算能力を要するハイエンドCAEはUNIXワークステーションやスーパーコンピューターで運用されていました。しかしながら、高性能演算能力を有するPentiumに変わり、その当時から見た10年前のスーパーコンピューターの計算能力を有するようになり、計算負荷の高いハイエンドCAEもコストパフォーマンスと使い勝手の良いWindowsPCに移行していくのは明らかでした。
当社はハイエンドCAE業務におけるWindowsの利用拡大を見越して、LS-DYNAをはじめとする非線形解析サービスを開始いたしました。同時に物理現象を机上計算に置き換えるには解析対象の材料物性値の正確さが重要となる為、樹脂材料やゴム材の物性測定試験とソフトウェア材料モデルへのフィッティング・サービスを始めました。併せて、ハイエンドCAEソフトの利用方法を早期に習得し、その利用効果を高めるための各種チュートリアルや専門セミナーの提供を始めました。

会社設立から20年が経ち、CAEはWindowsプラットフォーム上でのシングルCPU利用からクラスター並列利用、GPU、クラウドへと進化を遂げ、これまで計算適用が困難であった大規模計算、詳細計算、ミクロ現象領域へと進んでいます。今後はAIの進化により新たな世界へ進んでいくと思われます。
当社はこの様な社会的進化の中で、常に非線形物理現象をCAEでサポートし、社会の役に立てるように精進して参ります。同時に、社員が有意義な仕事を行い、人生に目的を見出して、家族と幸せな生活が送れるよう努めてまいります。

今後ともご指導ならびにご鞭撻を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。