概要
射出成形シミュレーション
Altair Inspire Moldは、射出成形部品の成形性を考慮した設計を合理化する近代的な統合アプローチを提供します。開発サイクルの早い段階で設計者や製造エンジニアがシミュレーションを容易に実行でき、プラスチック材料が金型にどのように充填されるかが迅速に理解できます。それによってオプションの検討が容易になり、製品の改良、スクラップや金型のリワークコストの削減が促進されます。
Inspire Moldでは5段階のワークフローで金型設計、仮想試験、検証、修正、最適化が行え、成形品の成形性評価にアクセスすることで金型起工前に成形不良を取り除き、軽減することができます。
InspireMoldセミナー動画(約5分)
製品紹介:
Inspire Moldは、製品設計者、生産技術エンジニアの両方にお薦めできる、新しい射出成形シミュレーションソフトです。充てん、保圧、冷却の各プロセスにおける樹脂流動・熱シミュレーションが手軽におこなえ、成形品に生じる引け、ウェルドライン、エアトラップ、そり変形などをより迅速に、より簡単に予測計算ができます。ランナやゲート位置、射出温度や冷却時間を変更して成形不良を回避し、良質な成形品の成形条件を手軽に検討することができます。Inspireシリーズ・ソフトに共通した直感的なユーザーインターフェースによって、ソフトの操作はとても分かりやすく、成形シミュレーションの初心者にも、CAEエキスパートにもすんなりお使いいただけます。
新時代を切り拓く Inspire Mold :
欠陥リスクを減らしながら設計を進めることができます。
プラスチック射出成形は、玩具や家電などの消費材から航空機や自動車向けの高性能部品まで、あらゆる製品製造に用いられる工法で、現代社会の根幹を支えています。
Inspire Moldを使えば、新しい製品の開発初期段階からプラスチック部品の成形性を検証し、成形不良対策を十分に講じた後に金型を起こすという理想的なワークフローが実現します。無駄になる材料の発生を抑え、無駄な時間とコストの発生を抑え、生産計画どおりの製造が叶い、納期遅延を防ぎ、クライアントの信頼を増し、顧客満足を向上します。設計の判断を速め 、リードタイム短縮、成形品の品質向上 ・成形性の担保に貢献します。Inspire Moldは、プラスチック射出成形の現場にシミュレーション主導設計(Simulation-driven Design)とシミュレーション利用促進によるイノベーションをもたらします。
Inspire Moldは、シミュレーションのあるべき姿を体現しています。プラチック射出成形品の評価をこれまで以上に直感的に行い、容易で素早く、かしこく作業が行なえます。これにより、手間暇のかかる設計のやり直しや、試作金型の製作と修正に伴うコストと時間を大きく削減します。
Inspire Moldの特長 :
最適な操作性: 5段階のワークフローに従って操作を進めることで、金型ランナ・ゲート設計のバーチャルテスト、検証、修正による最適化の作業が行なえるようになっています。
次世代の高速3次元テクノロジー: 旧来の射出成形シミュレーションでは標準手法だったの2.5次元ソルバーによる近似解析は行なわず、最初からフル3Dリアルワールドの解析を行います。複雑な物理現象に対応し、目に見えない金型内で何が起きているのかを可視することで、現象の深い理解と分析が促進します。
材料データへのアクセス: 60種類の材料のデータがあらかじめ準備されています。まもなく統合されるAltair Material Data enter(MDC)に接続すれば、信頼できる高品質の材料データを直接利用することが可能です(MDCの利用にはライセンスが必要です)。
網羅的な総合ソリューション: 初期設計や強化プラスチックの材料割り当てから、複雑な成形品の構造 / 疲労性能の解析と最適化にまで対応しています。
テラバイト独自のサポートノウハウ :
当社では、プラスチック成形CAEに関する長年の技術蓄積があり、Inspire Moldによる射出成形をはじめ、ブロー成形、真空成形、押出成形、熱硬化性樹脂成形などの成形工法をカバーするプラスチックCAE技術コンサルティングサービスを提供しています。
これまでのビジネス経験で蓄積された樹脂材料物性データを保有し、Inspire Moldによる射出成形シミュレーションに即座に適用できるサポートサービスを展開しています。
稼働環境
HyperWorks 対応プラットフォーム (pdf)
HyperWorks 推奨ハsードウェア (pdf)
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