各ステップでのABSAP機能(2)
Step5a 患者骨形状の反映機能(モーフィング自動編集機能)
- 筋骨格解析ソフト(AMS)が持つ、ひな型の骨形状STLを、CTでの患者骨形状STLに近い状態に修正する機能(モーフィング機能)です。
- モーフィングに必要とされる特徴点(ランドマーク)を、最適化計算(Simplex法)により自動的に作成します。ひな型STL、および患者STLファイル間でのランドマーク移行や、個別にランドマークの位置補正が可能です。
Step5b 筋骨格解析機能 (AMS : AnyBody Modeling Systemによる解析実行)
- AMSはデンマーク:AnyBodyTechnorogy社製 筋骨格解析モデリングツールです。
- 精緻に構成された筋骨格モデルに、患者の体型とモーフィングによる骨形状を反映し、より患者様に即したモデル化を行います。
- 動作情報と外力条件を与えて、筋肉の活動量と人体各部に作用する力(筋張力・拮抗筋力、腱の弾性エネルギー、関節力・関節モーメントなど)を逆動力学解析で算出します。
- ある特定の骨には、多種類の筋が骨の広い領域に渡って付着し、複雑な筋発揮挙動を示します。AnyBodyでは、人体ほぼすべての骨格筋の力分岐を線分モデルで表現しており、膨大な数の、筋の引っ張り荷重作用点を構成します。
- 骨に付着するこれらすべての筋の筋発揮力と、姿勢/動作・筋張力由来の関節間反力を次のステップ(FEM解析)の境界条件として出力します。