「第50回 日本臨床バイオメカニクス学会」において、以下の発表をおこないます。
会 期 : 2023年11月10日(金)~11日(土)
会 場 : アクリエひめじ (兵庫県姫路市)
学術集会事務局 : 神戸大学大学院整形外科
公 式 H P : https://site.convention.co.jp/jscb2023/
【テラバイト発表】 11月10日(金)
「大腿骨外側上顆マーカーの貼付位置設定が逆運動学解析による膝関節屈曲角度の算出に与える影響」
[目的]
本研究は、筋骨格モデルのマーカー設定位置を変位させた条件で逆運動学解析を行い、設定・計測マーカー の乖離が逆運動学解析の結果に与える影響を検証することを目的とした。
[方法]
筋骨格モデルの大腿骨外側上顆に設定されてマーカー位置を前後上下方向に5・10・15mmずつ変位させた 状態でAnyBody Modeling System v7.4.4による逆運動学解析を行い、同定される膝関節屈曲角度の 変化を調査した。
[結果]
膝関節屈曲角度の算出結果は、上下方向のマーカー位置変化には殆ど影響されなかったが、前後方向の マーカー位置変化に影響を受けた。
[考察]
本研究の結果は「モデル上に設定されたマーカーと被験者の体表に貼付されたマーカーの位置が同一 である」という前提条件を順守することが筋骨格モデル解析の推定結果の妥当性を担保するうえで 重要であることを示している。
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